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 第132回『まちむら興し塾』   2016年6月15日
   テーマ 「吉田のうどん」を観光資源に      
    〜山梨県富士吉田市でのフォトロゲイン開催事例」〜
    コメンテーター 
    中日本高速道路 事業創造部 鈴木 勝 さん
  
  富士吉田は新宿から車で117.9km・1時間35分・高速料金4,250
  電車で104.1km (IC利用)普通2時間47分2,457円と
  と好立地にあります。

 
  富士登山の登り口で、観光名所では数々の富士山の絶景ポイント、
  奇祭「吉田の火祭り」、富士山の伏流水の恵みを受けて、今や文化財と
  もいわれる「甲斐絹」と、知る人ぞ知る「うどんの町」の紹介と、

   町興しの一環として開催された「フォトロゲイン大会」と、今や、市
  内に所狭しと店を構える、「吉田のうどん」53店と一大食文化として
  広めた、山梨県立ひぱりが丘高校 学校公認『うどん部』の活躍ぶり
  の紹介です。

  富士吉田でのフォトロゲインの大会は2回目。
 
   富士吉田市内の39のチェックポイントを行程の攻略方法を考え、
   手をとりあい、歩いて、時には走って、写真を撮って、限られた
   時間にスタート地点に戻る、大会。

  特に、今回は、53店の「吉田のうどん」店の中から12店がエント
  リーされ、「吉田のうどん」にこだわって大会にもなりました。


  当日の勉強会・懇親会の写真
 
 【富士吉田市(国際会議観光都市)とは!】
   ◆ 地理 Wikipediaより
    山梨県の東南部にあり、富士山の北側、富士五湖の中東部に位置。
    市街地は富士山の裾野に南北に長く伸びる。
 《 富士吉田の魅力 》
    富士吉田市綜合ガイドマップのキャッチコピイ!
  雄大な「富士山」を望めるスポットが満載!
  「吉田口」から登ることで感じられる
      『富士山』の神聖さと壮大なスケール
 ◎ 1年を通じてイベントが盛りだくさん!
  今も息づく富士への祈り 奇祭「吉田の火祭り」
  富士山のめぐみの伏流水「湧水」が生きている!!

   織物「甲斐絹」、「吉田のうどん」、「白糸の滝」

 ◆ 風 土
 
   富士吉田市は、富士山麓の標高約650mから850mに市街地を
   有する高原都市です。

   年間平均気温は11℃という環境に加え、富士山噴火による溶岩流や
   火山灰という土壌のため、土地は非常にやせており稲作には不適な地
   域でした。

    そのため畑作が中心で古くは雑穀栽培のほか富士裾野傾斜地に流れ
   る流水を利用した水掛麦と呼ばれる独特の麦作での大麦・小麦始めと
   して、・粟(あわ)・稗(ひえ)・とうもろこしなど雑穀類の栽培を
   行い、それを粉にして「ほうとう」や「すいとん」を主食とし粉食中
   心の食文化が定着。

    うどんは現在でも市内の結婚披露宴等でハレの日の食事として振舞
   われる他、観光食として「吉田のうどん」の愛称で親しまれています。
   
   市内には 「吉田のうどんの店」が60軒以上も軒を並べています。

 ◆ 文 化
 
     昭和初期、富士吉田では主産業として織物が隆盛を極め、当時、世
   帯の半数以上が繊維業を営んでいたといわれ、その家庭で、織物の機
   械を動かす女性の作業が昼食の準備で止まらないように、また、織物
   を扱う女性の手が荒れないように、男性が代わりに昼食にうどんを作
   る主夫をしていたと言われています。

    腹持ちの良いうどんを作るため、力を入れて練り、歯ごたえのある
   コシのあるうどんが主流になったようです。

    この食文化の中で、織物を買付にくる問屋さんなどにお昼にうどん
   を提供し始めるようになり、たちまち人気となり繊維業の傍ら、うど
   んで商売を始める人たちが増え、それが専業となり「吉田のうどん」
   となりました。

     一方、富士山信仰の拠点の上吉田地域では富士山を訪れる富士講の
   信者に登山前に麺と、その麺を茹で汁でつくる「湯盛りうどん」を振
   る舞っていました。

    これは透明な汁に浮かぶ白いうどんを食べ体の中も清めるためだっ
   たそうです。
    このような「湯盛うどん」も富士吉田のうどん食文化の一つです。


  ◆ 富士吉田観光協会ホームページから
   ◇ 民家じゃないの?…

    特に昔から営業されている店舗さんが多く、お宅の居間だったり、
    客間だったり、店主さんの住むご自宅をそのまま、吉田のうどん店
    として営業しているところがあります。
    
    親戚のおじちゃん家でうどんを食べているような体験ができます


   ◇ B級グルメじゃないよ…
     吉田のうどんは農林水産省が選定する、全国各地の農山漁村で脈
    々と受け継がれ、かつ「食べてみたい!食べさせたい!ふるさとの
    味」「郷土料理百選」の一つに選定されています。
    ◎ 吉田のうどんマップ
     富士吉田市内にある吉田のうどん店の情報とマップを掲載したパ
    ンフレットを富士吉田市内、周辺観光施設で配布しています。
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  ◎ 日刊スポーツ 2015年秋 特集記事全文紹介
  
画像をクリックすると拡大
 
画像クリックするとホームページ(PDF)へ
 日刊スポーツ誌面  うどん店一覧・マップ
 
クリック ホームページへ
山梨県立ひぱりが丘高校 『うどん部』が制作した冊子

     富士吉田市といえば「吉田のうどん」が名物で、地域には60軒以上
   の店がある。歯ごたえがありもっちりしたうどんは食べごたえ十分で、
   1杯400円前後と手ごろ。

    最近は店舗マップやフリーペーパー、WEBによる情報も充実して、
   県内外から食べ比べにやってくる。「吉田のうどん」のおいしさの秘
   密を探ろうと、日本で唯一
    学校公認の
『うどん部』がある県立ひぱりが丘高校を訪ねた。  

   ● 山梨県立ひぱりが丘高校 学校公認『うどん部』04年に創部

    「吉田のうどん一は富士吉田市の郷土料理同地は溶岩流や火山灰の
    土壌のためコメが取れず、小麦麦を使った粉の食文化が栄えた。

    昔は主要産業である織物を買い付けに来る業者や、富士山信仰の登
   山客に振る舞われていた。地元の人にとっては、正月や結婚式などの
   
「ハレ(晴れ)」日に出される特別な食べ物だった。

    特別な定義はないが、富士山の水を使った硬い麺を使い、馬肉・キ
   ャベツを使用したトッピング、みそとしょうゆをブレンドしたつゆ、
   すりだねと呼ばれる辛味を入れて食べるのが一般的。

     あとは各店でトッピングやつゆ、食べ方などを工夫して味を競っ
   ている。
     食べ比べてみるのも楽しい。

    長い間、郷土料理として親しまれてきたが、00年の市制50周年
   を記念してマップを製作したところ一躍脚光を浴びた。

    また昨年ひばりが丘高うどん部が発足。PR活動に一段と力が入っ
   ている。

    同校は04年創立で、6年前からうどん情報を発信してきた。
   うどん部顧問の大久保健教諭(40)が情報経理科の授業をするにあ
   たり「地域でホームページが必要な業種は何だろう?}と模索。

   行き着いたのがうどん店の紹介だった。

    現在部員は9人。
     主な活動はWEBやフリーペーパーを作ってPRすること。

    昨年の夏休みには40軒以上の店を回り、スマホと連動して全店の
   うどん動画を完全収録した。

    木村陽香部長(18)は「声が掛かれば週に2〜3回イベントに出
   ることも。
    最近は地元の人にうどん作りを教えたりしています。

   「自分が打ったうどんを食べてもらっておいしいといわれたときが最
   高です」と話した。店舗にアイデア提供を行うことも。

 ◇ 実際に打ってもらった。

   原材料の配合、富士山の湧水がベースの水を混ぜて手ごね、冷蔵庫で
   寝かせたあと足踏み、スープ作り、切る、ゆでる、水でさらして盛り
   付け、スープを注いで完成。すりだねを入れていただいた。

   手間のかかる作業だったが、うどんの素のおいしさが楽しめた。

 【絶景ポイント】
  ◇「女富士」

    新倉山浅間公園から富士吉田市の新倉山浅間公園は、「女富士」と
    呼ばれる均整のとれた富士山と吉田の町並みが一望できる絶景ポイ
    ント。
   
    日本夜景100選に選ばれ、春は桜、秋は紅葉の名所になっている。

   ◇ 北口本宮冨士浅間神社
    富士山を背に広大な諏訪の森に鎮座。
     日本武尊が富士山の遥拝地に定めたのが起源と伝えられ、近世以
    降は富士講とのゆかりが深い。

    「吉田口登山道」の起点にもなっている。吉田の火祭りは、富士山
    の噴火を静める「鎮火大祭」で約400年の歴史がある。
    毎年8月26 、27日に行われ、火祭りは「前夜祭」に当たる。

 
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フォトロゲイン富士吉田大会

 大会事務局ホームページより
 2016年6月5日 参加者450人
  ⇒ 富士吉田大会のチェックポイントのテーマは、「水」。

   ⇒ サブタイトルに方言も交えて 〜水のめぐみをめぐらっせー〜
    午前中は雨でしたが、午後には富士山を観られ元気づけてくれました。

  ファミリーの参加も多く、
身も心もリフレッシュの大会となりました。
  ● 当日の結果と解説
       http://photorogaining.jp/news/000268.html
    
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 チェックポイント紹介  チェックポイント地図
   チェックポイント一覧と同じヌングルで撮影しなければなりません。

事務局ホームページより
 ● 人気チェックポイント 事務局作成グラフを数値化

チェックP名・店名

point

地図番号

チェックP名・店名

point

地図番号

御師旧外川家住宅

138

15

奥藤

68

5

Qスタ屋上展望デッキ

136

25

入山うどん

68

27

てっちやん

129

4

新倉堀抜

68

35

リトルロボツト

126

22

天下GO!麺

53

31

西町出水湧水

125

30

新倉山浅間公園

50

36

べんけい

123

17

ナノリウム

40

14

北口本宮富士浅間神社

120

10

ほうとう富士の茶屋

40

28

アーヴェント

112

11

北麓競技場

39

29

てんせいや

111

21

明見湖

37

34

倭文神社

106

24

新倉山アヤメ

37

37

あかり亭

102

8

中の茶屋

37

38

糸カカレー

99

13

吉田胎内樹型

36

33

桔梗屋東治郎富士吉田店

97

16

船津胎内樹型

35

26

肉のいがらし

97

18

泉端木神社

33

39

鐘ヶ淵発電所水路

88

19

くれちうどん

24

41

サフアイ屋

83

7

大石茶屋跡

11

40

あんめうどん

82

9

堂尾山富士見台

10

46

ムサシ

81

6

一合目鈴原神世

7

61

つるや食重

73

20

女人天上

6

102

ほり端うどん

71

3

 ● フォトロゲインとは
   詳細 ⇒ フォトロゲイン協会ホームページ  
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  勉強会・二次会 写真 
 
参加者 全員 
 後列左から金谷さん、高野さん、鈴木さん、宮林さん、樋口さん、上松さん
 前列左から  初参加吉田さん・朝山さん、佐藤さん、長坂
 
和やかにに耳を傾けて
 
 
 学生の皆さん
 1年朝山さん、吉田さん、2年金谷さん、2年高野さん、1年佐藤さん
 
本日のコメンテーター
中日本高速道路 事業創造部 鈴木 勝 さん 
 
 初参加で興味津々 朝山さん 吉田さん
これからNPOの活動にも参加したいと 頼もしい発言が!
 
上松さん  超多忙 樋口さん 
   
社会人1年 やる気マンマン
宮林さん 全セクションを究めたい 
2回目 元気いっぱい
佐藤さん 
   
 初参加 1年 朝山さん  初参加 1年 吉田さん
 
 
お問合わせ  NPO法人ふれあいまちむら興し塾 
 電話:047−330−4421 
 FAX:047−344−1993
 E-mail: ls-plan@lapis.plala.or.jp